火災保険を使って内装の原状回復を行うポイント
2018.12.28
賃貸経営
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さっき江戸川区まで行ってきました。
台東区と比べて寒かったような気がしました。
風通しがいい川の辺りだったかもしれないですね。
同じ都内でも場所によって気温も違えば、体感温度も異なってきますね!
さて、賃貸物件を借りられている賃借人様や、貸している大家さんが最近気になっているであろう「火災保険を使用しての原状回復やリフォーム」を行う方法について少し書いてみようと思います。
詐欺まがいの火災保険の使用をご提案するような内容にはしないつもりですので、是非読んでみていただければと思います。
目次
1.保険適用の要件とは?
まず、保険を使う場合に大切なことは「保険の適用範囲内」かどうかということです。
賃貸物件で加入している可能性のある保険は、
・所有者が加入している保険(火災保険や総合保険など)
・賃借人が加入している保険(家財保険など)
の2種類が主なものになります。
所有者さんが加入している保険を使って行う工事の主なはものは、外壁や屋根などの補修工事が多いです。
それに対して内装工事、原状回復工事の部分は、賃借人が加入している「借家人賠償責任補償」や「修理費用特約」といったものを使います。
リフォームや修繕工事を行おうと思う工事内容が「自然損耗」によるものは当然保険の適用対象外です。
あくまで「災害」や「事故」によって破損や損耗が発生した場合が保険適用の対象かどうかが問題となります。
2.自然損耗?災害?事故?
外壁や屋根の補修工事に保険が使えるかどうかの場合の判断基準は非常に曖昧にはなってきます。
そもそも四季の移り変わりがあり、台風や地震などの自然災害が多い日本においては、何らかの自然災害を受けていると言っても過言ではありません。
災害による事故であることをきちんと立証しつつ、上手に保険を使えるといいですね。
また、内装の原状回復費用に保険を利用する場合は具体的に雨漏りの被害があるなどの場合はオーナーの保険を利用することが出来るかと思います。
それに対して賃借人が加入している家財・火災保険の中の「借家人賠償責任補償」や「修理費用特約」を使って原状回復しようというのが本記事の主旨ではありますが、まず適用要件として、大家さんである貸主に対して賃借人に法的な賠償責任が発生する必要があります。
「誤って物を落としてしまって床に傷を付けた。」とか「倒れた拍子に建具を壊してしまった。」など、突発的な事故が保険の適用範囲かどうかが問題となります。
また、「修理費用特約」を適用する場合は、賃借人から大家さんに対して賠償責任はないが、賃貸借契約に基づいて賃借人が自己負担で修理をした場合に利用できるものになりますので、要注意を。
3.保険を使えるなら使った方がいい。
以上で見てきたように、一口に「火災保険」と言っても、火災だけが保険の補償対象になるだけじゃなく、風災や水災、盗難や水漏れ、破損なども補償対象になっていることがほとんどです。
マイホームや賃貸物件などにおいても保険が適用出来るようであれば積極的に利用しましょう。
また申請だけなら何度出しても保険料は上がりませんのでチャレンジしてみましょう。
4.保険金詐欺やリフォーム詐欺に要注意。
工事を依頼するのはリフォーム会社や工務店になると思います。
彼らが書類などを作成を引き受けてくれることもほとんどですが、実際に保険金を請求する場合は保険加入者が行う形になります。
賃借人の保険を使う場合も、結局、賃借人が了承してくれないことには保険請求が出来ないことになります。
まあ、保険が使える場合はいいことなので拒否されないとは思いますが、リフォーム保険金詐欺にならないように気を付けないといけません。
・災害や事故に見せかけて保険金を請求する。
リフォーム会社や工務店の指示に従い、保険金を請求したが、嘘が判明すると保険金を請求した人の責任になります。
・保険金がもらえなかったのに請求は発生する。
「保険金をもらって工事しましょう。大丈夫ですよ。」と言われ安心して工事を依頼したが、結局、保険金がもらえず自腹になってしまうこともあります。
つまり、リフォーム会社や工務店は、保険金がもらえるかどうかは関係なかったなんてことにならないようにしましょう。
・無駄な工事をたくさん付けられる。
保険金が下りるということをいいことに本来は必要のない工事を追加したが、結局、保険金がもらえず(一部しか補償認定されず)、無駄な工事分の費用負担が自腹になってしまう。
といったトラブルがたくさんあります。
工事を行う際は、信頼できる管理会社や保険代理店さんに相談するようにしてください。
また、補償認定前に工事に取り掛かるのも危険ですので注意するようにしましょう。
まとめ
保険って入っていると安心ですよね。
また、保険が使えるのに使っていない人もたくさんいます。
何でもかんでも保険保険って言うのはケチ臭くも見えますが、きちんともらえるものはもらうようにしましょう。
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