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「賃貸か?購入か?」なんて言ってる方はきっと損をする!?

2025.04.20

管理人の独り言


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こんにちは。
ルームキューブの榎本です。

過去のブログの記事でも書きましたが、年収1千万円あっても新築ファミリー向けマンションが買えない時代がやってきました。

↓過去記事はこちら

日本の住宅ローンの金利上昇可能性と、建築費用上昇による不動産購入のリスク

高額物件のほとんどの住戸を外国人が購入しているところも多く、
「ここは本当に日本なのか?」というマンションや地域もこれから増えてくるかと思います。

全体的な不動産価格の高騰に加え、建築資材・人件費の高騰、更には金利の上昇など。
不動産購入を取り巻く環境は大きな変革期を迎えております。

「不動産価格が高いから今は少し様子を見て貯金をしておこう。」

と考えている方、本当にそれで大丈夫ですか?
「お金の価値」と「モノの価値」はますます乖離していくと思います。
1万円を貯金したところで数年後には7千円くらいの価値しかないかもしれません。

そんなタイミングでの不動産購入は吉なのか?凶なのか?

「今は不動産を買わない方がいい」
「賃貸か?購入か?徹底的に検討しよう!」

なんて言ってる人ははっきり言って時代遅れです。

今回はそんなことを少しだけ深堀りしてみていきましょう。

【目次】

  1. 1.「お金の価値」が下がる?「様子見」の落とし穴
  2. 2.インフレ時代の資産防衛としての不動産
  3. 2-1.不動産は現物資産
  4. 2-2.上昇する家賃と住宅ローン支払い額の比較
  5. 2-3.賃貸か購入かじゃなく「資産を減らすか、守るか、育てるか」
  6. 3.吉凶は人それぞれ。しかし、行動は早めに。
  7. 4.不動産賃貸管理会社の一句

1.「お金の価値」が下がる?「様子見」の落とし穴

「今は価格が高いから、少し頭金を貯めてから…」そう考える方が非常に多いです。
私も会社のメンバーに「買え買え」言ってるのですが、彼らもなかなか動くことが出来ないです。

しかし、その「様子見」が本当に得策なのでしょうか。

現在、世界的なインフレの波が日本にも押し寄せています。
物価が上昇するということは、相対的に「お金の価値」が下がっていくことを意味します。
今日1万円で買えたものが、数年後には1万2千円、1万5千円出さないと買えなくなるかもしれません。

一生懸命100万円貯金したとしても、その間に不動産価格が100万円以上値上がりしてしまっては、購入のハードルはむしろ上がってしまいます。
さらに、今はまだ歴史的な低金利とはいえ、今後の金利上昇の可能性も否定できません。
金利が上がれば、同じ借入額でも毎月の返済額は増え、総支払額も大きく膨らみます。

つまり、「貯金をしている間」にも、不動産価格の上昇、お金の価値の下落、そして金利の上昇というトリプルパンチに見舞われる可能性があるのです。
「様子見」のつもりが、かえって購入を遠ざけてしまう結果になりかねません。

2.インフレ時代の資産防衛としての不動産

「新卒の固定給が30万円を超えました!既存の従業員との給与ギャップをどうするか?」

なんて言ってますが、その昇給分は結局賞与で調整しているなんて話もあります。
もちろん年収ベースでは5%程度の上昇とはなっているという記事をどこかで見かけましたが、
物価の上昇、とりわけ不動産価格の上昇率は5%程度じゃ効かないほどです。

不動産バブルはいまだに続いていますし、人が集まるところ、つまり「購入希望が多い」立地の不動産が値下がりする可能性が見つからないほどです。

2-1.不動産は現物資産

このような状況下で不動産を購入することは「吉」なのでしょうか?

一つの考え方として、不動産はインフレに強い「現物資産」であるという側面があります。
お金の価値が下がっても、土地や建物の価値が同じように下がるとは限りません。
むしろ、物価上昇に伴って不動産価格も上昇する傾向があります(もちろん、物件や経済状況によります)。

現金や預貯金だけで資産を持っていると、インフレによってその価値は目減りしていきます。
しかし、不動産という「モノ」に変えておくことで、資産価値の目減りを防ぐ、あるいは価値上昇の恩恵を受けられる可能性があるのです。
これは、インフレ時代における有効な資産防衛策の一つと言えるでしょう。

2-2.上昇する家賃と住宅ローン支払い額の比較

賃貸にお住まいの方が購入を検討される際、非常に重要な比較ポイントとなるのが、「月々の家賃」と「住宅ローンの月々返済額+維持費」です。

「今の家賃と同じくらいの支払いなら…」と考える方は多いですし、
売上だけが欲しい営業マンはこのロジックでガンガン営業してくるかもしれません。

しかし、ここには将来的な変動リスクも考慮に入れる必要があります。

特に近年、都心部や利便性の高いエリアを中心に、賃貸物件の家賃は上昇傾向にあります。
今後も物価上昇や需要の高まりを受け、契約更新時に家賃が値上げされる可能性は十分に考えられます。
家賃はいくら払い続けても自分の資産にはならず、将来にわたって支払い続ける必要があるコストです。

一方、住宅ローン(特に全期間固定金利型)を利用して不動産を購入した場合、毎月の返済額は完済まで基本的に変わりません。
(※変動金利型や固定期間選択型には金利変動リスクがあります)
インフレが進んで世の中の物価や家賃が上昇したとしても、ローンの返済額は契約時のままです。
これは、将来の住居費の見通しを立てやすく、長期的な安心感につながります。

もちろん、購入した場合はローン返済額に加えて、管理費、修繕積立金(マンションの場合)、固定資産税、都市計画税といった維持費がかかります。
これらの維持費も将来的に上昇する可能性はありますが、それでも「家賃が上がり続けるリスク」と「ローン返済額が固定されるメリット(+将来資産になる)」を天秤にかけることは、非常に重要な判断材料となります。

具体的に検討する際は、

☆住みたいエリア・広さ・グレードの賃貸物件の現在の家賃相場と、将来的な上昇可能性
☆同条件の購入物件の価格と、それに基づいた住宅ローンシミュレーション(月々返済額)
☆購入した場合の維持費(管理費・修繕積立金・税金など)の見込み額

これらを算出し、「賃貸で住み続けた場合の総支払額」と「購入した場合の総支払額+資産形成効果」を長期的な視点で比較検討することをおすすめします。

この比較を通じて、ご自身のライフプランやお金に対する価値観にとって、どちらがよりメリットが大きいかを判断することが大切です。

2-3.賃貸か購入かじゃなく「資産を減らすか、守るか、育てるか」

ここまで、不動産価格の高騰、インフレリスク、そして家賃とローンの比較といった観点からお話ししてきました。
これらの議論を踏まえると、住まいの選択は単なる「賃貸か購入か」という二元論ではなく、より本質的な「自分の資産をどうするか?」という問題として捉えることができます。

インフレが進むということは、何もしなければ「お金(現金・預貯金)の価値」が相対的に下がっていくことを意味します。
つまり、ただ貯金をしているだけでは、意図せず「資産を減らす」結果になりかねない時代なのです。

では、どうすれば良いのか?選択肢は大きく分けて2つあります。

資産を「守る」:
インフレによる価値の目減りを防ぐために、現金や預貯金を、価値が下がりにくいとされる「モノ」に換える方法です。
不動産は、インフレに強い現物資産の代表格であり、インフレヘッジとして「資産を守る」機能が期待できます。

資産を「育てる」:
インフレ率を上回るリターンを目指して、積極的に資産を運用する方法です。
不動産購入は、この「資産を育てる」側面も持っています。

ローン返済による純資産の増加:
住宅ローンを返済していくことで、物件価格からローン残債を差し引いた「純資産」の額が増えていきます。
これは、強制的に貯蓄をしているような効果とも言えます。

キャピタルゲイン(値上がり益):購入した不動産の価値が将来的に上昇すれば、売却時に利益を得られる可能性があります。
インカムゲイン(家賃収入):購入した不動産を賃貸に出すことで、継続的な収入を得られる可能性があります。

もちろん、不動産購入には価格下落リスク、金利上昇リスク、空室リスク、災害リスク、そして維持費や税金の負担といったデメリットも存在します。
「守る」「育てる」つもりが、結果的に「減らす」ことになってしまう可能性もゼロではありません。

賃貸という選択を資産の観点から見ると、毎月の家賃は「住む」というサービスに対する対価であり、基本的には消費活動です。
資産形成には直接つながりませんが、初期費用が少なく、住み替えが容易であるというメリットがあります。
ライフプランや資産状況によっては、賃貸が最も合理的な選択となる場合も多くあります。

重要なのは、「減らす」リスクを認識した上で、ご自身の資産状況、リスク許容度、そしてライフプランに合わせて、「守る」「育てる」ための最適な方法を選択することです。
不動産購入は、そのための有力な選択肢の一つとなり得ますが、決して唯一の正解ではありません。

ご自身の資産ポートフォリオ全体の中で、不動産をどのように位置づけるのか。
その視点を持つことが、これからの時代を生き抜く上でますます重要になってくるでしょう。

3.吉凶は人それぞれ。しかし、行動は早めに。

結局のところ、今のタイミングでの不動産購入が「吉」となるか「凶」となるかは、個々の状況や判断によって大きく異なります。

ただ一つ言えることは、不動産を取り巻く環境が大きく変化している今、「なんとなく様子見」をしているだけでは、時代の変化に取り残されてしまうリスクがあるということです。

購入するにしても、しないにしても、まずは現状を正しく認識し、ご自身の状況と照らし合わせて真剣に検討することが重要です。
そのためには、信頼できる情報源からの情報収集や、専門家への相談が不可欠です。

私たちルームキューブでは、お客様一人ひとりの状況やライフプランに合わせた最適な不動産購入・賃貸のご提案を心がけております。
資金計画のご相談から物件探し、ご契約、そしてアフターフォローまで、トータルでサポートさせていただきます。

「今は買い時なのだろうか?」「自分にはどんな物件が合っているのだろうか?」など、少しでも疑問や不安に思うことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
一緒に最適な答えを見つけていきましょう。

4.不動産賃貸管理会社の一句

『賃貸か 購入かじゃ 語れない 真剣だから 相談ください』

もちろん賃貸が一番無難ではあります。
住み替えも容易なので、突然のリスクに迅速に対処することも出来る点はメリットです。

しかし、今まで書いてきたように「資産を減らす」側面があるということも視野に入れ、
更には売却益や賃貸収入を得る可能性を失っているという点も考慮しないといけません。

・今の家計、経済状況で購入するべきなのか?
・無理のない資金計画になっているか?
・本当に購入するべき物件なのか?
・今後のライフプランを見据えているか?

そういった点について親切丁寧、親身になってご相談に応じさせていただきます。

まずはお気軽にご相談くださいませ。

弊社では、宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスターや、住宅ローンアドバイザー、賃貸不動産経営管理士、ファイナンシャルプランナーなどの有資格者が賃貸・売買問わず、お部屋探し・賃貸管理のお手伝いをさせていただきます。

◆◆◆ルームキューブ賃貸管理センターでは、賃貸物件を所有のオーナー様からの賃貸管理・不動産投資、また、不動産売却、不動産購入、住宅ローンに関するご相談などをお待ちしております。
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【ルームキューブ代表 榎本敦史の不動産売買仲介】
目利きを聞かせた不動産の購入、そして市場を捉えたより高値での不動産売却の実現を得意とする。売主の想いを繋ぎ、買主の想いを叶えることをモットーに、よりよい不動産売買仲介を心掛けている。また、賃貸経営やリノベーションを軸とした「売らせない」ための資産活用のご提案も得意としている。


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