遺言書の作成は難しい!?相続や事業承継を考える。
2018.07.13
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遺言書作成のご相談のお電話をうけてその方のご自宅に伺うと、実はご自分ですでに遺言書を作成したのだが、これで大丈夫か心配になり、専門家に頼もうと、当職の事務所にお電話をいただくことが、稀にあります。
目次
1.専門家が遺言書をチェックすると?
念のため、ご自分で作成したという遺言書を見せていただくと、やはり間違っていたり、相続手続きを進める際に時間がかかるであろう内容のものがほとんどです。
これだったら大丈夫というような遺言書は、残念ながらお目にかかったことがないのが実情です。
更にお話を聞いてみると、遺言書の本を1冊買った、もしくは1冊も買っていない方がほとんどでした。
遺言書がどういうものかをよくわからずに
「長男にこれを譲る」
「長女にこれを譲る」
というように書けばよいと思っている方がほとんどでした。
2.遺言書に不備があると相続手続きが出来ない。
結果から言うとこのような方法で遺言書を作成した場合、遺言を書いた方が亡くなって、不動産でいえば法務局に相続手続きに行って、手続きが進められない場合もあります。
銀行預金であれば、銀行の窓口に行って行員の方に
「この遺言書では、相続手続きが出来ませんね。」
と言われる可能性があります。
3.遺言書を作ることの大変さと大切さ
当職の場合ですが、遺言書の専門書は、5冊ぐらいを繰り返し読んで勉強しております。
その他には、行政書士会あるいは専門家が主催する研修会等に20回以上は、足を運び勉強しています。
良い遺言書を作るには、それぐらいの時間やお金がかかると思っていただければと思います。
そのように一般の方が遺言書を簡単に考える風潮は、テレビや雑誌をご覧になって、簡単なものなんだと誤解されるのが原因だと思われます。
テレビや雑誌では、時間や紙面の都合上、あっさりと遺言のことを伝えているのですが、そんなに簡単なものではありません。
遺言書を作成される場合には、専門家にご依頼される方がよろしいと思います。
(文:行政書士 宇田川亨事務所「宇田川 亨」)
宇田川代表のプロフィールはこちら
4.ルームキューブより一言
高度成長期やバブルの時代を生きたバリバリ活躍されていた世代の方たちが高齢化を迎え、資産を築かれた多くの方の資産配分、相続問題があちこちで生まれてくるだろうなと思います。
また、事業承継などの終活問題も話題になってきております。
弊社では豊富な賃貸管理、賃貸仲介の実績を踏まえ、とりわけ賃貸マンションや賃貸アパート、また、所有されている一戸建てや区分マンションを、相続するのか、それとも売却してしまうのかという点において、資産性や将来性を予測しつつ最適なアドバイスが出来るように日々、市場・業界の流れを見ております。
・相続で揉めない。
・相続で損をしない。
・相続で失わない。
こういった事を専門家の方とも協力し、より良質なサービスとしてご提供させていただきたいと思っております。
もし、相続や売却判断、賃貸管理でお困りの点や不安な点がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
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