賃貸不動産経営管理士試験に合格した方法と勉強して良かったこと
2023.05.27
管理人の独り言
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2022年11月20日に行われた賃貸不動産経営管理士試験。
過去一番いやらしいと言われたこの試験。
受験者数は31,687人で、合格者数は8,774人でした。
(合格率は27.7%)
そのうちの一人が私、榎本です。
しかもなんと登録番号が88888号♪
8の数字が大好きなのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
88887番、88889番の方、すみません(笑)
ちなみに、最近はやりのAIチャットで合格したら何が出来るの?
と聞いたら、
・専門知識を有していると認められる。
・自己啓発やキャリアアップになる。
・同じ資格者の友達が出来る。
以外に、
・不動産会社や管理会社へのコンサルティング業務
・大学や専門学校などでの講義
が出来るそうです。
僕を使うと楽しいと思いますので是非お声掛けお待ちしております(笑)
さて、今年の賃貸不動産経営管理士の受験を検討されている方は、そろそろ動き始める時期かと思います。
普段、忙しく業務を抱えている私(自分で言う)が、どのようにして賃貸不動産経営管理士の勉強をし、合格できたか、結果勉強して何が良かったのかをまとめてみたいと思います。
今年以降、受験される方に少しだけでも為になればいいなと思います。
是非最後までお付き合いください。
【目次】
- 1.賃貸不動産経営管理士試験の難易度は上昇中
- 2.これで合格!賃貸不動産経営管理士試験対策勉強法
- 2-1.何はともあれテキストを読む
- 2-2.次は勉強範囲を絞って復習する
- 2-3.隙間時間や直前は幅広い知識を埋めるための一問一答テキストを解く
- 2-4.過去問はやらなくてもいい?
- 3.勉強して良かったこと
- 4.不動産賃貸管理会社の一句
1.賃貸不動産経営管理士試験の難易度は上昇中
資格試験の難易度を考察する際に、まず指標にされるのが「合格率」。
受験者数との比較のグラフを作ってみました。
2016年頃から急に受験者数が増え始めたのは国家資格化を見据えた動きから。
そして国家資格になったのが2021年から。
2013年には「受ければ受かる」資格だったのが、最近では約30%程度の合格率になり、昨年に関しては過去最低の27.7%へ。
宅建試験の合格率は15%前後なのと比較すると、
「なんだ簡単じゃん!」
って思う人も多いと思いますが、会社から義務で受けさせられている人も多い宅建試験と違って、賃貸不動産経営管理士試験を受ける人は基本的に「やる気のある人」が多いので、宅建と同じく「勉強していないと合格しない。」という試験になっています。
(てか、そもそも宅建も簡単じゃねーし!)
業界的にも、管理会社の地位、そしてこの賃貸不動産経営管理士の地位向上を目指しているようなので、今後も少しずつ難化していくものと思われます。
ですのでなるべく早めに合格しておいた方がいいと思います。
2.これで合格!賃貸不動産経営管理士試験対策勉強法
賃貸不動産経営管理士の受験を考えている方は、
・不動産会社(管理会社)勤務の方
・宅建士資格を持っている方
が多く、日中お勤めの方がほとんどな気もしますので、なかなか勉強に時間を割いてもいられない方も多いと思います。
まず基本となるテキストは「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」発行のこれです。
これを全部読み切り、理解していれば高得点での合格が可能です。
ものすごく分厚いので全部読んで理解するには相当な時間がかかります。
だからと言って買わないでいると、きちんとした知識が身につきませんので、まずはこれを手元に用意しておきましょう。
私はこのテキストを辞書代わりに使っておりました。
詳細の使い方は追ってご説明いたします。
2-1.何はともあれテキストを読む
先ほどご紹介しましたテキストを読んで勉強しようと思っても、正直仕事後だと途中で眠くなりますし、分厚さで途方に暮れます。
しかし、基本的な知識は抑えないといけないということでおすすめするのが各資格専門学校が作成しているテキスト!
これだと文字の大きさも分厚さも軽減され、とりあえず全範囲の勉強を終わらせることが可能です。
既に発売されていた2023年版のTACさんの参考書がこちら。
TACさんの参考書は「見やすい」と言われていますので初めて勉強される方はいいかもしれませんね。
私が使っていたのは、
こちら。
2022年版ですが、内容はかなり充実していたのと、昨年から特段法改正などはないので基礎としては十分使えます。
このどちらかをまずは全部読み込みましょう!
表面上のさわりの部分の知識をおさらいです。
不動産業界でお勤めの方や、宅建士資格保有者の方とかでも知らなかったことがいくつか見つかるはずです。
また、宅地建物取引業の内容も意外と出てくるので実務にも活きてくるかと思います。
2-2.次は勉強範囲を絞って復習する
テキストを全部読み終えると襲ってくる充実感と不安感。
知っていたはずの知識がいつの間にか記憶から抜け落ちているのはもちろん(笑)
管理業者としての登録や登録要件、特定転貸借契約とか、給水装置、換気についてや管理業、お金の分別管理などなど、気になってくる点が多数(笑)
だからってそっちに手を出そうとする前に、「管理業務の受託」「賃貸借契約」「管理実務」をまずは完璧に近いところまで仕上げましょう。
この3つは非常に出題数が多い上に、基本的には暗記メインになるので、決して落としてはいけない分野になります。
実務においても非常に重要というか、実務はほぼここです(笑)
「あいつ、資格持ってるけど使えないよな~。」
なんて言われないように、まずここだけはしっかりと勉強して知識を付けることが重要です。
これだけで下手すりゃ半分以上の点数が取れたりしますので最優先で取り掛かってくださいね。
これは、
これだけやってれば大丈夫です!!
時間のない方は目次から先ほど挙げた「管理業務の受託」「賃貸借契約」「管理実務」をやればOKです!
問題を解いて、正解していてもとりあえず解説を読んで、それでも分からなかったら2-1で紹介した短いテキスト、それでも理解が出来なかったら辞書代わりの
やはりこれです!
結局これを読むことですべての知識が頭の中で整理されていきます。
いくら考えても分からなかったことや理解のできなかったことをこちらで整理して理解していくようにするといいと思います。
2-3.隙間時間や直前は幅広い知識を埋めるための一問一答テキストを解く
試験が近づいてくると、移動や通勤の時間さえももったいないとか思い始めてしまうと思います。
そんな時に参考書を読んだり、辞書を読んだり、過去問を解こうとする人はいませんか?
そのやり方、絶対にまずいです。
移動時間やちょっとした隙間時間に勉強しようと思っても集中は出来ませんし、いつ邪魔が入るか分かりません。
そんな時は、その文章に書かれていることが正しいのか、間違っているのかを問う○×問題を淡々とマイペースにこなすのがいいです。
これ、サクサク取り組めてポンポン頭に知識が入っていきます。
間違ったところは解説を読んで、それでも理解できなかったらドッグイヤー(本の隅を折っておく)して時間のある時にテキストで調べるようにするんです。
電車移動の一駅でも使えますし、お客様との待ち合わせ前でも勉強できます。
ちなみに2022年版の発売は8月と他の問題集と比べても遅かったので、2023年版も遅くなると予想しています。
早めに実力を付けておきたい人は、まずは2022年版をコンプリートしておきましょう。
ちなみに私は、間違った問題の解説を読んで、それからテキストを読んでも理解できなかったところはメールで質問していました。
スタッフの方が丁寧に解説してくれて、それを理解しようと頭を捻ってるうちに自分なりの理解語が深まった気がします。
2-4.過去問はやらなくてもいい?
今更ですが皆さん、過去問をやっていれば合格できると思っていませんか?
個人的な感想ですが、過去問で合格するレベルではなくなりました。
というのも、正確な知識を問う問題や出題形式が増えてきたので、あてずっぽの一択では正解できない試験になっています。
ちなみに私も過去数年分の過去問を解いて試験を受けた宅地建物取引士試験と賃貸不動産経営管理士試験。
共に過去問だけでは合格できませんでした。
つまり、過去問なんて何回やっても少ししか意味がないんです。
過去問を解く→解説とテキストで知識を付ける→更に周辺知識を付ける→本体を理解する。
が過去問ベースの勉強法でこれはこれでいいのですが、過去問だけに頼ったり、過去問から最初にやるのは違います。
①まずは大まかを理解する → これで25~30点は取れます。
②次に重要な部分に重点を置いて勉強する → これで35点超えてきます。
③全体の範囲の知識を確認していく → これで40点が狙えます。
④分からない部分の知識を深掘りする → 40点オーバー
この順番とイメージで取り組んでいければ必ずいい点が取れると思います!
時間のない人は過去問なんて見なくたっていいです!
上記の2-1~2-3までの勉強法できっと実力は付いてきます!
ちなみに過去問と正誤集だけならこちらから無料で取得できます。
3.勉強して良かったこと
賃貸不動産経営管理士試験の勉強をして合格できたことはもちろんいいことなのですが、それ以上に勉強をしていて良かったことがあります。
それは、
・賃貸管理の知識が深まったことにより、自信を持っていろんな提案が出来るようになった。
・管理相談のオーナー様のお話に対して、しっかりとした管理業法の立場から対応できるようになった。
・言葉に知識と自信が乗ることで、説得力が生まれてきた。
といった点です。
試験に合格することはもちろん大事ですが、最終的には賃貸不動産経営管理士として、物件オーナー様にとって有意義な知識とご提案を提供できるかどうかということが最終目標かと思います。
私自身、宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士、そして不動産コンサルティングマスターの資格を取得しましたが、どれも互いに共通する部分があるので、今後もより研鑽を重ねて、より良い自社サービスを作り上げていきたいと思います。
4.不動産賃貸管理会社の一句
『あの時に 取っておけばと 悔やむより 明日の家主の 為に合格』
資格試験は自分の為という気持ちで勉強することが苦手でした。
自分だけの問題なら諦めるのも簡単だったから。
しかし、誰かの為、誰かを見返すため、そういった気持ちを持つと頑張れるんだなというのが自分なんだと気付きました。
あなたが一番頑張れるマインドセットをして、そして実力を付けること、合格への近道を進まれることを応援しています。
良い賃貸管理は、良い不動産会社(管理会社)から生まれます。
その不動産会社は、良いスタッフで形成されます。
弊社の管理部スタッフは現時点で賃貸不動産経営管理士の有資格者が半分!
残り半分のみんなも頑張ってほしいですね!
弊社では宅地建物取引士のみならず、不動産コンサルティングマスターや、賃貸不動産経営管理士、ファイナンシャルプランナーなどの有資格者が賃貸・売買問わず、お部屋探し・賃貸管理のお手伝いをさせていただきます。
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【ルームキューブ代表 榎本敦史の空室対策】 以前勤めていた管理会社(4,000戸管理)の空室率が6%。ヘッドハンティングでその会社に入社後すぐに、独自の費用をかけることのない空室対策理論を用いて、1年後には空室率を3%に。そして更に次の1年後には空室率を1.5%にまで改善した実績を持つ。 ネットとリアルを融合させた空室対策を元に、更に現在は「自分で決める」営業による空室対策で、賃貸管理の依頼を受けた数々の苦戦物件を成約させている。 |
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