不動産業者が嫌いな不動産購入時の価格交渉5選!
2019.09.05
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最近、googleのトップページに何度か不動産購入に関する記事が見かけられました。
私の閲覧履歴に応じて表示されるgoogleニュースですから、複数記事を見ましたが、テーマは、
・不動産価格交渉の方法
・嫌な指値交渉
といった内容のものがいくつかありました。
今回は、僕自身が出くわした嫌な不動産価格交渉事例を書いてみたいと思います。
目次
第5位.ノールック型
まずはある程度の不動産購入をしたことのある経験者しかできない「ノールック型」。
電話での確認も何もなしに、突然買付のFAXが届きます。
誰よりも先にその物件を軽く押さえたいという、いわゆる「唾付け」に近いです。
そして連絡の上、お話を聞いてみると、
『いくつか聞きたいことがあったり、不明な点があるからそれがクリアできれば買いたい。』
と仰います。
そしていくつかの質問に答えていき、ネガティヴな情報も全てお伝えすると、
『そうなんですね~。じゃあこれはこの価格じゃ買えないな~。』
なんて言われます。
・・・いや、そもそもノールックでしかも指値入れてきてるでしょあなた?
とは言わずに、
「残念です。また機会があればよろしくお願いします。」
と丁寧にお断りさせていただきました。
第4位.利回り逆算型
これは僕自身もやってしまいがちですが、受ける側としては見え見えなのが嫌です。
購入希望者の方で勝手に理想の利回りを計算して、逆算して出した金額で指値交渉。
受ける側からすると「知るか!」ですよね。
不動産には土地と建物、それぞれきちんとした査定を行っております。
それを全く無視して、「これくらいで買えたらいいな。」みたいな金額での指値交渉ってあまりにも自己中。。。
ふと思いますが、その利回りなら苦労せずすぐに売れます。
でも、こんなの売主さんに買付見せられません。
第3位.値下げ理由準備型
これは「利回り逆算型」の身勝手な指値とは逆に、どこかで即席で覚えてきたかのような、「値下げの根拠」を提示してきて価格交渉を迫るやり方です。
・近隣査定はこうだ。
・路線価がこうだ。
は無視できるレベルなのでいいのですが、
「例えばぁ~、ここを修繕する必要がありますしぃ~、そうすると瑕疵担保的責任的にもぉ~」
とか、
「収益としてしか活用方法ないと思うんですけどぉ~、そうすると前面道路の幅員が狭いので工事車両がぁ~、あとぉ~ライフラインの引き込みに道路の掘削があってぇ~、その承諾を取るのにぃ~」
とかうるせ~よ!って思います。
そもそも、そういった諸々を踏まえて値付けして売りに出してるんですよ。
どうせ理由付けるなら、もっと「情」に訴えるような内容にした方が効果的な気がします。
第2位.転売バレバレ型
安く買って、高く売る。
これ、商売の基本。
私のお父さんもお爺さんも、そのまたお爺さんもそうやって財を成してきた。
だから私もそれ欲しい。
でもその価格は安くない。
だから指値、OK?
・・・やかましわw
その価格で売っていいなら「買取再販」の業者に買ってもらいます。
空室の多い物件を買い取り、リフォームや満室にして資産価値を高めてから転売ってよくあると思います。
その努力を否定はしません。
しかし、それと指値とは違います。
転売はいいんです。
しかし、その利益を指値で生もうとするのは違うんじゃないかと思います。
売主様から物件を預かっている身としては、出来るだけ高値の売却をさせてあげるのが仕事ですので、こういった指値は難しいですね。
既に売りに出ている物件で転売益を出す為には、内装費を節約したり、いい管理会社に任せたり、実際に現地に足しげく通うなどして、利益をコツコツ積み上げましょう。
第1位.いきなり現地突撃型
とある物件の情報を出した翌日の朝一、事務所に鳴り響く電話。
『あ、サイトに出てる売買物件、今多分現地にいるんですけど、この物件でいいんですかね?で、早速内見したいんですけど来れます?御社場所どちらですか?』
早いっつーのっ!(笑)
そこまで行くのは多分30分少しあれば大丈夫です。
でも、こちらも本日の予定がありますし。
しいて言うなら現地の軒先から突然そんな勢いよく電話されても困るし(汗)
『内見できないならとりあえず買付入れていいですか?そして時間調整して内見させてもらえれば。』
って、あなた、「いきなり現地突撃型」に合わせて「ノールック型」も併発してますよ・・・
『とりあえず内装費ってどれくらいかかりそうですか?いや、投資用なんでそこまでグレード良くしなくていいです。
・・・ふむふむ。それじゃ指値入れて〇〇〇万円で買い付け入れさせてもらえればと思います。』
Woops!値下げ理由のご説明はありがたいんですけど、そもそも誰が値下げするって言いました?
とにかくこういうマイペースでイケイケの買い方をする人は、少し付き合いずらいですので遠慮したいです。
契約まで、また、契約後にもたイケイケなこと言われる可能性も強いですので・・・。
(買主側の立場なら、共にイケイケ付き合いますけどw)
まとめ.今日の一句
「不動産 価格も大事 それよりも 心の取引 なお大事」
不動産投資は、もちろん収益の為にあるものだと思います。
しかし、「この人になら買ってもらいたい。」と思われることってとても大事だったりします。
買いたいときの価格交渉は出来ればやるに越したことはありませんが、売主側業者としてはそのやり方にも目を光らせています。
変なやり方をしてしまうと、交渉の余地がなくなるだけじゃなく、買えるかどうかの土台にも上れなくなってしまうこともありますよ。
購入希望者さんの交渉内容もそうですし、間に入っている仲介業者の態度や交渉力も重要にはなってきますね。
弊社では売主様、買主様、双方にとってより良い取引を心掛けております。
「不動産売却」「不動産購入」ならルームキューブへ。
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【株式会社Q-be代表 榎本敦史の不動産売買仲介】 目利きを聞かせた不動産の購入、そして市場を捉えたより高値での不動産売却の実現を得意とする。売主の想いを繋ぎ、買主の想いを叶えることをモットーに、よりよい不動産売買仲介を心掛けている。また、賃貸経営やリノベーションを軸とした「売らせない」ための資産活用のご提案も得意としている。 |
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