「ジモティー」の困ったお客様・入居者達をご紹介!
2020.08.21
空室対策事例
1-3.車検切れの車に乗っていた男性
———-
ヤバい度:☆☆☆☆
→車検切れてるって時点でダメに気付けばよかった。。。反省。
———-
内見に現れた言葉は悪いけどポンコツの車。
決して綺麗とは言えない見た目のおじさんが車から降りてきました。
「今の家は騒音がうるさいし、昼間は工場の匂いがすごくて夜勤だから大変で、鬱になりそうだから引っ越したい。
あ、駐車場も探してんだよね。あれは車検切れてるんだけど(笑)」と。
こんなの聞いたら助けてあげたくなるのが日本人のいいところであり、そうした情に付け込むのが悪い奴の常とう手段。
契約前に一回携帯番号が変わり、それもスルーしちゃったのもお客様への何とかしてあげたいという情が先走ってたから。
律儀に事務所まで足を何度も運んでくれたので、自分自身もいい仕事をしている気分に。
・・・今思えば、俺は何でこんなおっさんに情を感じてしまったんだろう。
このお客さん。
入居後、いつの間にやら「女房」を名乗る女が同居し、禁止しているはずのペットを数匹飼い、それでブリーダー業をやっているんじゃないかと近隣から通報が。
家賃も一度も支払っておらず、滞納と契約違反による明け渡しを請求し、無事追い出し完了。
しかし、お部屋はボロボロ。
原状回復費用も支払わずに夜逃げ状態。
保証会社からの補てんだけじゃ足りず、スタッフの手違いで弊社で原状回復費の一部を立て替えている始末・・・。
少し時間もたったので、そろそろこのお客さん○しに行こうかな。
※○に入る文字は想像に任せますが、不適切な文字ではありません。
1-4.1日に10回以上着信残してくる女性
———-
ヤバい度:☆☆☆☆☆
→会ってたら食われてたかもしれない。。。
———-
問い合わせは会社に着信。
担当として折り返してみると、
「なんかお兄さん面白いね。」
「せっかくだから会ってみない?」
「不倫とかもなかなかいいかもね。」
といった、軽快かつ警戒すべきお姐さん(?)といった感じの話し方は、意外とテンポよく、同じくおっさんな僕としても小気味よく話が弾むものだから会話自体はスムーズ。
それからも「申込するする詐欺」のような状態で1日10回ほど、合計3時間くらいの電話対応を1週間も・・・。
入居したいと言ってくれている物件は、元々空室率70%だったのに、もうあと1部屋で満室になるまでこぎつけていた注力物件。
「もうこのお部屋にしたい。」と言ってるくせに色々と質問事項+妖艶なトークでなかなか申込を送ってはくれない。
僕のこのなんとも言えない、複雑に気持ちいいような気持ち悪いような営業も、オーナー様の笑顔を見るためだと我慢していましたが、
「あたしね、病院で精神おかしいって言われたことあんのよ~。」とポロっと。
これを聞いた瞬間、僕の営業スイッチは一気に管理スイッチに切り替わりました。
せっかく空室率70%からここまでやってきたのに、この方が入居されて他の入居者の方に迷惑をかけてしまうことがあったりすれば、退去を促進してしまうかもしれない。
そう思った僕は、この女性にとって納得をせざるを得ないお断りの理由を超論理的に作り上げて、このお部屋に住むことはできないことを納得してもらいました。
1週間にも及ぶ何かわからないけど「ムラムラ」、いやっ、「ムカムカ」する営業はこれにて一件落着!
・・・のはずが・・・。
「じゃあ、お兄さん本当に優しいし気に入っちゃったから、他のお部屋紹介してくれない?」
と来たもんだ・・・。
それからも3日間、彼女からの電話攻勢に苦しめられる日々があり、最終的には僕自身が病んでしまったフリをしてたら、逆に三下り半を下されました。
無事・・・。